家を建てるハウツー

本当のデザイナーズハウスとの出会い


やっと土地が見つかり、希望に近い価格で土地を購入する事ができ、次はいよいよ施工会社を決めることになりました。

この時に最終候補だったのは、マッハシステムのE社さん、ハウスメーカーのS社さん。
気持ちはE社さんだったのですが、ここで人生を変える1本の電話が鳴りました。

全くノーマークで資料を取り寄せた覚えもないようなI社のNさんという方から電話があり、そこの代表者 兼 建築士の方で家について電話で熱く語り始めました。
話のほとんどが家というのはスペックではなく、お客様の理想の暮らしを叶えるものなど色んな話を私は少しうっとおしく感じながら返事して聞いていたのですがなんと1時間半も電話してしまい、結局最後はお会いする約束をして電話を切りました。

3日後にI社のN氏さんが、自宅にやってきました。

「どうも~、こんにちは~♪」

と、かなり明るい感じのNさんで手には家の模型を持ってました。

「まだまだあるんで持ってきますね!」

と車からどんどん模型を持って来て全部で10邸ぐらい持って来られました。

そのどれもが個性的な形をしていて、いかにもデザイナーズハウスという外観でしたが、その時点ではまだデザイナーズハウスというのは単に奇抜なデザインという認識しかありませんでした。
しかし、1邸1邸の家族構成やコンセプト、その形がいかにして完成していったかを聞いていると、もう本当のデザイナーズハウス以外で家を建てることは考えられませんでした。
気になっていた耐震性能やスペックや色んな性能なども単に特定の金具を使用すれば耐震性能3になりますが本当に耐震性能1でも耐震性能3よりも強いこともあり、要は建て方、構造、作り手の腕によって建物の完成度は変わり、そこに住む人の理想と建築家の想いが混ざり合って個性的で機能的な素敵な家になるということをNさんに教えていただきました。

ただI社のNさんは契約前には間取り図などを一切描かないとのことです。
マッハシステムのE社さんやハウスメーカーのS社さんはすでに間取り図などを用意してくださっていましたが、2社とも家の前に車が4台駐車可能で奥に家が建つアイデアでした。

それを見られてI社のN氏は、
「土地が少し縦に長いので、普通に家を建てると家の奥側に光も風も入らない」
「私なら家を前後二棟に分断して二棟を橋で繋げる。そうすればどちらの棟にも光と風に満たされる」

その一言に衝撃を受け、私達はI社で思ってもみなかったデザイナーズハウスを建てる事を決めました。

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