家を建てるハウツー

思ってもみなかったデザイナーズハウスを建てるキッカケその2

その2
土地問題

「今の家でいいのに」という妻を連れて各社回ってきましたが結局はどこのどんな土地に家を建てるのかということが決まらないと,どのメーカーにも相談しても仕方がないということがわかり必死で土地を探すことに。。。
前回記載した4社さんでも「土地はこちらでも探しますよ」って言ってくれますが、だいたいは不動産業界の方が使っているレインズというシステムがあり各社それを見て希望の条件に合う土地をメールやFAXで送ってくれるので、「これ見たな」っていうのも結構ありました。
実はS社さんを紹介してくださった方が少し遠い親戚の不動産屋さんで10年前に建てた家もお世話してくださっていたので、色々土地探しについて話を聞いてみると、、、

「本当にいい土地は市場に出ていない」

とのこと。スーモやネット、チラシなどの市場に出る前にいい土地はもう誰かが買っている。
要は言い方を変えれば「買われなかった土地が市場に出てくる」とのことで、確かにそうですね。
たまに掘り出し物があるそうですが、何らかの理由、駅から遠い、変形の土地、良い土地だけど値段設定が高い、値段も広さも希望通りだけど前の道が狭くて車が通りづらいなど、いくら各社さんや自分で調べても、これ!という土地は市場でなかなか見当たるはずがありません。

この時の私たちの要望は、安く、広く、車が頑張れば3台停めれる、駅、学校、スーパー近く。
できれば今の家の学校区内という超ピンスポットな条件なので、各社さんからするとかなり面倒なお客だったと思います。

結局、市場にいい土地がないなら自分で探すしかないと思い、今の学校区でひたすら毎週土日に自転車で道1本1本探し回りました。

すでに空き地になっていて看板の立っているところや、看板がなくても空き地になっているところ。
4か所ぐらいなんとか探しましたが、ほとんど今の家と同じ土地のサイズなので、あまり意味がありません。
スーモやネットだけではなく、稀に地元密着の不動産屋さんが市場に出てない土地情報を知っていることもあるそうですが、これもやっぱりいい土地は出てきませんでした。
こういう土地探し状態が7-8か月は続きました。

そんなある日、、、

近所の大きい敷地の古家が、家具などの粗大ゴミを大量に出しているので引っ越すのでは、という情報を妻が嗅ぎつけました。
翌日見に行ってみると既に空き家のようです。
もともと、大きな家におばあさんが1人住んでいるらしい家だったのですがさらに静まり返った感じでした。
早速、親戚の不動産やさんに事情を説明し、その土地に関しての情報を調べてもらうと土地の持ち主の方は奈良の方に住まれているらしいということでした。
(そんな情報が役所などですぐわかるなんてある意味怖いですが、、、)

そして、親戚の不動産の方がわざわざ、奈良まで行ってくださり、土地に関して交渉してくださいました。
ここで本当にラッキーだと思うのは、本当にいい土地なので本来であれば土地の持ち主の方は出来るだけ高く売れるところと交渉されるのが普通だと思うのですが、
この土地の持ち主の方は住まれていたおばあさんの息子さんにあたる方で、既に定年されてるそうですが、元々営業の方で、人のご縁を大事にしたいということで1番初めに相談に行った私側を優先的に交渉いただけると約束してくださいました。

本来ならここで土地オークションのようになっていたかもしれませんが、本当にラッキーでした。

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